TV朝日「天と地と」
昨日の「天と地と」。
この映画版は、実は私が生まれて始めて見た実写の映画だったりする。
父親に連れられて、弟と一緒に。
でもって、戦う気がまったく見えない諏訪神軍、その諏訪神軍をよりによって義信の援軍に遣る信玄、御旗たてなしを躊躇なく置いて逃げる武田軍に最後のモーセ等々のネタ的ツッコミどころは満載だし、史実(というか通説)を無視した部分もあるにはあるけれど、あのスケールのでかさと全体的な渋さ?暗さ?が好きで、何度もビデオを借りてきて見てたりもする。
だから、テレビ朝日の時代劇には地雷が多いとわかっていながらも、何気に期待していた。
主演の松岡自体も結構好きだしね(^―^)
でもあれはダメでしょ・・・。
何がダメかというと、ありすぎて書ききれないのでとりあえず3つ。
まず画面の明るさがダメ。
粗が見えすぎ( ̄^ ̄)
川中島、晴れすぎ。
霧どころか晴天じゃん。
あれじゃ、啄木鳥もへったくれもナイ気がするヽ(`Д´)ノプンプン
何より、労咳を患った浪に会うってのが・・・。
労咳って、死病の上に、感染症じゃん。
一国の主である自分の立場を考えたら、絶対会えないよね。
いやデムパ謙信(そもそも時代的には、名乗りは「政虎」のはず)なら会いに行こうとするかもしれないが・・・周囲の人間、全力で止めろよ。
俳優に関しては・・・
松岡は嫌いじゃない。
嫌いじゃないけど、謙信ではない。
法衣をまとった姿は、むしろ高僧。
戦国武将でいうなら、謙信よりは「風林火山」の晴信の方が合ってたし、それよりも「信長の棺」の信長の方が尚合ってた。
怒声とかかなりイイと思うし、時代劇を積極的にやってくれるのも嬉しいし、はまり役に出会えればいいね・・・と。
他は・・・コメントはナシで。
あ、床嶋さんは良かったな。
ああいう女、ドラマのアクセントとしては、嫌いじゃない。
それにしても・・・次に大河の「風林火山」のようなイイドラマを観られるのはいつなんだろう???